「大きい政府」と「小さい政府」のこと(4/25現初-3)

さて今回は高校新演習スタンダード現代文Ⅰ第1講の練習問題、村上陽一郎氏の「情報と科学・技術」からの出題です。

ちょっと出典が収録されてる本がわからないんですけど、この辺かなあ

村上陽一郎氏は科学史・科学哲学あたりの学者さんですね。一般向けの著書も多く、大学入試や高校入試でもよくお名前を見る方です。

読解の技法(接続詞・指示語など)については前回説明しましたので、今回は文章内容の説明をメインにしつつ、技法の確認を進めました。

本文に書いて「ない」知識も必要です。という話

正解はすべて本文の中に書いてある」というのは、国語の読解ではよく言われることですけど…これはまあ、ちょっと言葉の綾みたいなところがあるんですよね。例えば次の一文。

掃除をしていたらパソコンのコードに足を引っかけて、電源プラグがコンセントから抜けてしまった。

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升形国語塾の野望―報告と展望―

さて、去る3月19日に升形国語塾を開講して一月ほど経ちました。今日はうちの塾の現状のご報告と今後の展望について、お話ししようと思います。ちょっと生々しいお話も出てきますが、うちとしては出せる情報はどんどん出していきたいと思ってますので、お目汚しはご容赦を。

塾生数

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動詞の活用―活用の種類と識別―(4/22古初-3)

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はるばる東京は府中からどら焼きが届きました!!ありがとうございます。

このどら焼き、府中の「青木屋」というお菓子屋さんの「日々是くろどら」という製品です。東京には有名などら焼きがたくさんあるなか、こちらの品はあまり広く知られている感じではないのですが…絶品、だと思います。皮が独特なんですよ。一般的などら焼きの皮って結構しっかりしているというか、もっちりしてるのが多いんですけど、「くろどら」の皮はふわっと軽いんですよ。ん―食べたことない方に伝わるように表現するにはなかなかむつかしいんですが…「薄皮をかぶった東京ばなな」みたいなものをイメージしていただけるといいんじゃないかと。で、それが黒糖入りでほんの甘い。

んで、そのふわっふわの皮のなかにギチっと詰まってる餡子もいいんです。ふわっとした皮とは対照的に、どっしりとした存在感がありながら、それでいてしつこくない。少しだけ冷蔵庫においてから食べるのも餡子のひんやり感が楽しくておすすめです。

 

こちらのお店、リンク先の通販でも頼めますが…当日製造したものを当日店頭で売ってらっしゃるので、本当はその日のうちに食べるのが一番おいしいんです。お近くに住んでらっしゃる方はぜひ試してみてください。

いやーおいしかった。ごちそうさまでした!!

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感想(2件)

 

さて…

前回は活用形の用法についてお話ししました。今回はそれを踏まえて「動詞の活用の種類及びその識別」についてお話ししましょう。

活用の種類は3+6

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段落ごとに内容を把握する(4/20現中-2)

さて、今回のテーマは「段落ごとの把握」です。

読解のお約束

現代文の授業をするとき、僕が必ず最初に提示する「お約束」が二つありまして…一つ目が「大事なところに線を引きましょう

これは要するに、文章を読んで考えたことを書き残していきましょう。という話なんです。例えば数学(算数)の問題を解くとき、「5-2=3」のように、一目見てすぐにパッと答えがわかるような問題は、入試レベルではあまり出てきませんよね。例えば

「ひろし君は500円持って買い物に行き、ノート2冊と消しゴム3つを買ったところ、残ったお金は90円になりました。ノート1冊の値段は消しゴム2つ分の値段より30円だけ高いそうです。ノート1冊の値段はいくらでしょうか」

とか、そういう感じ。

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関係の補い―「大和物語」より(4/19古上-2)

さて、今回のテキストは「大和物語」から。まずは全文を

 

 

大和の国にをとこ女ありけり。年月かぎりなく思ひてすみけるを、いかがしけむ、女(め)を得てけり。なほも飽(あ)かず、この家に率(ゐ)てきて、壁をへだててすみて、わが方にはさらに寄りこず。「いと憂し」と思へども、さらに言ひも妬まず。秋の夜の長きに、目をさまして聞けば、鹿なむ鳴きける。物も言はで聞きけり。壁をへだてたるをとこ、「聞き給ふや。西こそ」と言ひければ、「何事」と答(いら)へければ、「この鹿の鳴くは聞き給ふや」と言ひければ、「さ聞く」など答へけり。をとこ、「さて、それをばいかが聞き給ふ」と言ひければ、

  われもしかなきてぞ人に恋ひられし今こそよそに声のみを聞け

と詠みたりければ、かぎりなくめでて、この今の妻をば送りて、もとのごとくなむ住みわたりける。

 

順に読みながら、ポイントの説明をしていきましょう。

 

大和の国にをとこ女ありけり。

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接続語の話―実践編(4/18現初-2)

前回は主に接続語についてお話ししましたが、今回はそれを踏まえて、少し長めの文章を読みました。

なおこの授業では主に高校新演習スタンダード 現代文Ⅰという教材を使っています。(塾用の教材なので一般販売はしてません。}

今日はその第一講基本問題、石城謙吉「森林と人間―ある都市近郊林の物語」からの出題です。

 

読解の実践―接続語補充問題の考え方

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おいしい激辛麻婆豆腐

 

さて、今日は麻婆豆腐です。本来僕の料理志向は「手間なしでまあまあ食えるもの」なのですが、今回はtwitterで「おいしい麻婆豆腐のレシピを教えてほしい」というリクエストをいただきましたので…ちょっと手間とお金をかけて作りますよー

計量とかは割と適当です。写真載せてるんで大体の見当でやってみてくださいな。なあにちょっと味が薄いと思ったら後から醤油でもかけとけばいいんですよ。濃いときは…お米をたくさん食べて中和すればよろしい。

んじゃいきますよ。

材料の準備

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活用形の用法(4/15古初-1,2)①

さて、古文初級です。先週一回目の授業のときには更新をさぼっちゃったんで、この記事が一本目ですね。

この授業では文語文法の初歩の初歩から初めて、センター試験レベルへの到達を目指します。基本的には実際に文章を読みながら必要な文法を学んでいきますが、今回はそこに入る前の前提知識の確認です。

 

内容としては仮名遣いからはじめて助詞の省略・文節の役割(主語・述語・修飾語・接続語・独立語)・自立語と付属語…というあたり。特に難しいということもないと思いますが、一通り頭に入れておきましょうね。

今日ブログで取り上げるのは「活用形の用法」について

活用形の用法

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縮約のすすめ(4/14現上-1)

このカテゴリの記事は毎回の授業内容についての記録です。主に受講生を対象とした記事ですが、塾外の方にも雰囲気が伝わればいいなーと思って書いてます。

この授業は「現代文上級」国公立二次試験や難関私立大学入試問題への対応力を磨きます。

 

「縮約」しましょう

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