さて、今回の授業を振り返りましょう。課題文は藤竹暁「事件の社会学」から
以下、一段落のみ引用します “「メディア」のお話(4/28現中-3)” の続きを読む
さて、今回の授業を振り返りましょう。課題文は藤竹暁「事件の社会学」から
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さて今回は「十訓抄」から
寛平の歌合(うたあはせ)に、初雁(はつかり)を、友則、
春霞かすみていにし雁がねのいまぞ鳴くなる秋霧の上に
と詠める、左方(ひだりかた)にてありけるに、五文字を詠じたりける時、右方(みぎかた)の人々、ことごとく笑ひけり。さて、次の句に、「かすみていにし」と言ひけるにこそ、音もせずなりにけれ。
【寛平年間(889-898)に行われた歌合わせの際に、「初雁」の課題を、紀友則が
「春霞とともにはるかかすんで去っていった雁が、今まさに鳴いているようだよ、秋霧の上に」
と読んだ折、(友則は)左方であったのだが、初句(の春霞)を朗詠したとき、右方の人々は、みんな笑った。そうして、二句に「かすみていにし」と(友則が)言ったときには、声も出さなくなってしまったことよ。】
ちょっと解説が必要ですかね、「和歌」においては、季節感が非常に重視されます。季節を外した和歌っていうのは失敗作なわけですね。秋の季節を表す「初雁」という題で和歌を詠まなければならないのに、友則は「春霞~」から詠み始めた。それを聞いた人々は「おいおい季節が違うじゃないか」と思って笑ったわけです。ところが二句の「かすみていにし」の句を聞いて「あっ」っと気づいた。「いにし」の「し」は過去の助動詞連体形です。「そうか、『春霞』は過去の話だったのか!そこから『秋』につなげるつもりなのか!!」そう思った人々は早とちりして笑ってしまった自らを恥じて黙ってしまう…という場面です。
なお紀友則は平安時代に活躍した歌人で、「古今和歌集」の選者の一人としても有名ですね。古今集の選者は友則のほかに3人、覚えていますね
→正解はこちらをクリック≪紀貫之・紀友則・凡河内躬恒≫
本文はこの後「人の話を最後まで聞かないで笑うなんてよくないよね、それにもし他人が本当に間違ったとしても、自分が困るわけでもないのに無理にケチつけてどうすんのよ」というふうに使うわけですけど。
今日はこの文章の舞台となった「歌合」について、少し書いてみましょう
さて今回は高校新演習スタンダード現代文Ⅰ第1講の練習問題、村上陽一郎氏の「情報と科学・技術」からの出題です。
ちょっと出典が収録されてる本がわからないんですけど、この辺かなあ
村上陽一郎氏は科学史・科学哲学あたりの学者さんですね。一般向けの著書も多く、大学入試や高校入試でもよくお名前を見る方です。
読解の技法(接続詞・指示語など)については前回説明しましたので、今回は文章内容の説明をメインにしつつ、技法の確認を進めました。
「正解はすべて本文の中に書いてある」というのは、国語の読解ではよく言われることですけど…これはまあ、ちょっと言葉の綾みたいなところがあるんですよね。例えば次の一文。
掃除をしていたらパソコンのコードに足を引っかけて、電源プラグがコンセントから抜けてしまった。
さて、去る3月19日に升形国語塾を開講して一月ほど経ちました。今日はうちの塾の現状のご報告と今後の展望について、お話ししようと思います。ちょっと生々しいお話も出てきますが、うちとしては出せる情報はどんどん出していきたいと思ってますので、お目汚しはご容赦を。
はるばる東京は府中からどら焼きが届きました!!ありがとうございます。
このどら焼き、府中の「青木屋」というお菓子屋さんの「日々是くろどら」という製品です。東京には有名などら焼きがたくさんあるなか、こちらの品はあまり広く知られている感じではないのですが…絶品、だと思います。皮が独特なんですよ。一般的などら焼きの皮って結構しっかりしているというか、もっちりしてるのが多いんですけど、「くろどら」の皮はふわっと軽いんですよ。ん―食べたことない方に伝わるように表現するにはなかなかむつかしいんですが…「薄皮をかぶった東京ばなな」みたいなものをイメージしていただけるといいんじゃないかと。で、それが黒糖入りでほんの甘い。
んで、そのふわっふわの皮のなかにギチっと詰まってる餡子もいいんです。ふわっとした皮とは対照的に、どっしりとした存在感がありながら、それでいてしつこくない。少しだけ冷蔵庫においてから食べるのも餡子のひんやり感が楽しくておすすめです。
こちらのお店、リンク先の通販でも頼めますが…当日製造したものを当日店頭で売ってらっしゃるので、本当はその日のうちに食べるのが一番おいしいんです。お近くに住んでらっしゃる方はぜひ試してみてください。
いやーおいしかった。ごちそうさまでした!!
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黒糖どら焼き【簡易包装/日々是くろどら5個入】お取り寄せ 東京 武蔵野 老舗 スイーツ 帰省土産 つぶ餡 父の日 お中元 敬老 七五三 ギフト 05P23Apr16 価格:820円 |
さて…
前回は活用形の用法についてお話ししました。今回はそれを踏まえて「動詞の活用の種類及びその識別」についてお話ししましょう。
さて、今回のテーマは「段落ごとの把握」です。
現代文の授業をするとき、僕が必ず最初に提示する「お約束」が二つありまして…一つ目が「大事なところに線を引きましょう」
これは要するに、文章を読んで考えたことを書き残していきましょう。という話なんです。例えば数学(算数)の問題を解くとき、「5-2=3」のように、一目見てすぐにパッと答えがわかるような問題は、入試レベルではあまり出てきませんよね。例えば
「ひろし君は500円持って買い物に行き、ノート2冊と消しゴム3つを買ったところ、残ったお金は90円になりました。ノート1冊の値段は消しゴム2つ分の値段より30円だけ高いそうです。ノート1冊の値段はいくらでしょうか」
とか、そういう感じ。
さて、今回のテキストは「大和物語」から。まずは全文を
大和の国にをとこ女ありけり。年月かぎりなく思ひてすみけるを、いかがしけむ、女(め)を得てけり。なほも飽(あ)かず、この家に率(ゐ)てきて、壁をへだててすみて、わが方にはさらに寄りこず。「いと憂し」と思へども、さらに言ひも妬まず。秋の夜の長きに、目をさまして聞けば、鹿なむ鳴きける。物も言はで聞きけり。壁をへだてたるをとこ、「聞き給ふや。西こそ」と言ひければ、「何事」と答(いら)へければ、「この鹿の鳴くは聞き給ふや」と言ひければ、「さ聞く」など答へけり。をとこ、「さて、それをばいかが聞きハ給ふ」と言ひければ、
われもしかなきてぞ人に恋ひられし今こそよそに声のみを聞け
と詠みたりければ、かぎりなくめでて、この今の妻をば送りて、もとのごとくなむ住みわたりける。
順に読みながら、ポイントの説明をしていきましょう。
大和の国にをとこ女ありけり。
前回は主に接続語についてお話ししましたが、今回はそれを踏まえて、少し長めの文章を読みました。
なおこの授業では主に高校新演習スタンダード 現代文Ⅰという教材を使っています。(塾用の教材なので一般販売はしてません。}
今日はその第一講基本問題、石城謙吉「森林と人間―ある都市近郊林の物語」からの出題です。
さて、今日は麻婆豆腐です。本来僕の料理志向は「手間なしでまあまあ食えるもの」なのですが、今回はtwitterで「おいしい麻婆豆腐のレシピを教えてほしい」というリクエストをいただきましたので…ちょっと手間とお金をかけて作りますよー
計量とかは割と適当です。写真載せてるんで大体の見当でやってみてくださいな。なあにちょっと味が薄いと思ったら後から醤油でもかけとけばいいんですよ。濃いときは…お米をたくさん食べて中和すればよろしい。
んじゃいきますよ。